石神井地区において2000年〜2018年まで、地域猫活動を浸透させるため、個人での活動を継続いたしました。この間にTNR活動を実践し不妊手術した猫の数は500匹以上です。石神井には大きな公園があり捨て猫が多く毎年保護し、新しい飼い主に繋げていきました。2011年〜2013年には譲渡会の開催、2014年1月〜2014年12月には保護猫カフェの運営も行い、譲渡した猫の数は300匹以上です。保護猫の中には、様々な理由（病気や人慣れしない）で譲渡できなかった猫が多くいます。その数は200匹以上です。保護猫カフェでは譲渡できる猫より、保護依頼される猫（行き倒れや病気）の数が多く、高額な医療費が必要となりました。その結果、個人で多くの赤字を抱えてしまい運営もできなくなりました。カフェ閉店後、カフェに残った全ての猫は自宅に連れ帰り飼育を継続し、病気の猫は手厚く看取っております。現在、寄付金にて建立した猫専用供養碑には180匹が眠っており、飼育する猫の数は78匹へと減りましたが飼育費用の捻出の苦労、猫の看病看取りの繰り返しによる悲しみの蓄積、休みの無い清掃からくるストレスにより、心身共に厳しい状況の中での飼育を行っております。練馬区を離れた2019年には退職、保護及びTNR活動からも引退し、残った猫の飼育に専念しております。私の都合で保護した猫への責任を最後まできちんと果たす覚悟は変わっておりません。支援者の方々には、これまでの活動内容と練馬区を離れた理由をご理解頂きまして、保護猫達が最後まで健やかに暮らせるよう引き続き、温かなご支援を頂きたくお願いを申し上げます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                                                                                            2021年9月  福田佐富美